議会運営委員会行政視察(大津市)

今日、明日とは議会運営委員会の行政視察です。

まず、午前中に大津市を訪問しました。

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大津市の視察項目は、『政策検討会議、パートナーシップ協定及び議会改革』についてです。

平成11年度から設置に向け協議を続けてきたそうですが、当初はあまり外部にはお話できないような議会の内部の調整事項の協議の意味合いが強かったそうです。

その後、平成23年1月に正式に『政策検討会議』設置を決定したものの、この時点では現在の『改革派議会』というほどのことはなかったそうです。

議会改革の大きな契機となったのは、平成24年に発生した、中学生のいじめ自殺事故をきっかけに議会側で『子どものいじめ防止に関する条例』を可決したことだそうです。

行政側の動きが怠慢でマスコミでも大きく取り上げられた事件ですが、議会側としても行政側のみに任すことができないとの思いから条例が制定されました。

その他にも龍谷大学や立命館大学と『パートナーシップ協定』を結んで様々な連携を行い、今後は同志社大学とも協定を計画されているそうです。

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平成25年度には『マニフェスト大賞』グランプリも受賞されています。

また、議会の『ICT化』も非常に進んでおり、来年度からは議員全員に『タブレット端末』を配布し、ペーパーレス化を図っていくそうです。

議場では大型モニターを設置する改修工事が行われており、議員がタブレットを持ち込み質問することも計画しているそうです

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物凄いスピードで改革を進められていることに大変驚きましたが、一方で職員さんのご説明の中で、『大津市の38名の議員さんが主義・主張で概ね同じ方向性で議論ができているために進められていますが、主義・主張が会派等で対立するような場合はこうはいきません』というご意見を述べられましたが、様々な立場の議員がいる中での『全会一致での合意形成』、中々難しい問題です。

しかし、大変参考になる視察でした。

 

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