行政視察①(奥州市)

23日から25日までの3日間は会派行政視察です。

初日の今日は奥州市で『みちのくフィルムコミッション(えさし藤原の郷)を活かした地域活性化策』について調査を行いました。

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入場ゲート横には『軍師官兵衛ロケ地』の看板が

この『えさし藤原の郷』は平成5年にNHK大河ドラマ『炎立つ』が放映されたことをきっかけに、大河ドラマロケを将来の地域振興に結び付けるため『歴史公園えさし藤原の郷』を平成4年8月工事着手し、平成5年6月に総事業費36億8,000万円をかけ完成されたそうです。

因みに、大河ドラマ『炎立つ』と『えさし藤原の郷』での経済波及効果は約320億円と試算されたそうで、昨年話題になった朝ドラの『あまちゃん』でも約33億円だったということですので、その影響がいかに凄かったのかということがわかります。

現在は約20haの敷地内に約3,770㎡、117棟の建屋が整備されており、平成5年以降は、現在放映中の『軍師官兵衛』を含め実に12本の大河ドラマをはじめ映画・ドラマ、さらにはバラエティ番組に至るまでの撮影が行われているそうで、まさしく奥州市の地域振興に繋がっている施設といえます。

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約20haの施設を説明していただきました。

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秀吉(竹中直人さん)が姫路城に入場し、官兵衛(岡田准一さん)と再会したシーンに使われました。

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山上から見た本格的な平安建築の再現

平成5年当時の合併前の旧江刺市の財政規模で、約37億円の施設を建設したという大英断が現在の実績に繋がったということで先見の明があったと言えます。

姫路市で今からこの規模の施設を建設するということはあり得ませんが、ソフト面からの『軍師官兵衛』放映後の観光戦略については大いに参考になりました。

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