会派行政視察(諏訪市)

今日から3日間の行程で会派の行政視察です。初日の今日は、長野県諏訪市への視察です。会派の皆さんは姫路市から諏訪市へ向かわれましたが、私は昨日の公務が夕刻まであったため、東京から諏訪市に向かいました。

まず、早朝5時過ぎから皇居周辺を2周(1周約5km)、約10㎞をランニングしましたが、昨晩に降った雪の影響もなく心地よくランニングができました。

東京マラソンの開催が間近となっているせいか、多くのランナーが早朝から汗を流しておられました。

その後、ホテルをチェックアウトし、新宿駅から特急『あずさ』に乗り諏訪市に向かい、会派の皆さんと合流しました。

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視察に丁寧に対応いただいた『社会福祉課』『健康推進課』の皆さん

諏訪市の視察テーマは『地域福祉計画に基づいた地域医療体制の充実』についてです。

長野県は、男性長寿自治体ベスト10に4つの自治体が入っており(諏訪市は10位)、高齢者就業率は26.1%で全国1位、1人あたりの医療費の少なさは全国で6番となるなど『男女長寿日本一』のまちとして知られています。

しかしながら、一昔前は、寒冷地のため保存食の『野沢菜漬』のような塩分が非常に多い食品に代表されるように、高血圧等の生活習慣病対策が課題であったそうです。

そういった影響から、40歳以上の市民の基本健診の無料化を特定検診が法律で定められる前の平成19年から実施したり、医師会を中心に市民とかかりつけ医との連携、市民病院を持たないため諏訪市の基幹病院である『諏訪赤十字病院』と医師会との連携等も非常にうまくいっており、医療施策の充実に繋がってきたという背景があるそうです。

そのことが、市民の『健康』に対する意識を非常に強く持つことにも繋がっているようで、平成19年度の健康診断の受診率は実に81.5%、その後もコンスタントに50%を超えているそうです。

また、医療費を増加させない予防医療や健康福祉まちづくりを推進していくための施策として、特定保健指導における運動指導や「温水・温泉利用型健康増進施設『すわっこランド』」(厚労省認定)等でさまざまな健康づくりの事業を行っておられるなど、これだけ矢継ぎ早に福祉施策を展開されていることに関心しました。

計画の基本理念のキーワード

『ウェル・エコビーング・シティ』(Well-Ecobeing City)

(well-bing:健康で幸福な暮らし Eco:環境をミックスした合成語)

『快適な環境の中で誰もが健康で自立生活をし、ともに生きるまち』

非常に参考になる視察でした。

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