『播磨政経懇話会』2月例会
姫路キャッスルホテルで開催された『播磨政経懇話会』2月例会に参加しました。
今回の講演は『続・昭和世代からの遺言』というテーマで、元内閣官房長官の野中広務氏にご講演いただきました。
京都府園部町議、園部町長、京都府議、京都府副知事、衆議院議員、自治大臣、国家公安委員長、内閣官房長官、自民党幹事長を歴任された超大物政治家ということは既にご承知のとおりです。
園部町議時代から自民党の大物議員として国の中枢で手腕を発揮された時代まで、まるで昨日のように克明に覚えておられ、今年で89歳になられるようには見えません。
TPP問題や集団的自衛権、憲法改正、日韓関係などの問題に歯に衣着せぬ、テレビで拝見する野中氏そのままの非常に熱い思いで右傾化する阿部政権に対する警鐘を鳴らしておられました。
そして何より私が感銘を受けたのは、国家公安委員長や自治大臣、官房長官といった国の要職を歴任されていた時代に起こった『沖縄基地問題』『地下鉄サリン事件』『阪神淡路大震災』といった国を揺るがす大事件に触れられ、『政治家して困難な事案に立ち向かい、決して目を背けるのではなく、命ある限り今も歴史の中で犠牲となられた人々の思いを重く受け止め決して忘れず見届けていくことが政治家の役割だ』と述べられたことです。
地方自治体と国家、スケールは違いますが、自分自身こういった気概で何事にも取り組んでいかなければと思います。