『地方中枢拠点都市制度』講演会
市民会館で開催された地方中枢拠点都市制度に係る講演会を傍聴しました。
『地方中枢拠点都市』とは人口減に悩む地方の活性化と持続可能な行政運営に向けて政府が打ち出した新たな施策で、20万人以上の都市で、かつ昼間の人口が夜間人口を上回るなどの条件に合致した61の自治体が対象で、姫路市も公募に応募していましたが、6月28日に全国の9つの自治体とともに選定されたことを受け、本日の講演会となりました。
『人口減少・少子高齢化社会における地方中枢拠点都市制度の果たすべき役割について』という演題で、総務省大臣官房審議官(地方行政等担当)の山崎重孝氏にご講演いただきました。
山崎審議官は、姫路市の飯島副市長と総務省入庁の同期生ということで、今回の制度導入に当っても、総務省を退庁し姫路市の副市長になられた飯島氏とも相当数の意見交換をされたそうです。
内容は講演の演題そのもので、制度自体は非常に分かりやすい説明でしたが正直、『じゃあ、何をするの?』といった具体的な連携事業というものが中々見えてこないというのが率直な感想でした。
増田元総務大臣が公表された『自治体消滅』が現実味を帯びてきているだけに、『都市間競争が激化する中での生き残り施策』を先手必勝で打って出ることは非常に重要だと思いますが、『絵に描いた餅』にならないよう、連携する他の市町と具体的な施策を姫路市が中心となって、本気で具体策を示さなければなりません。
我々議会の責任も重大だと感じました。