文教委員会審査
先週の7日から本日まで文教委員会に付託されている議案審査を行いました。
平成26年度の教育委員会全体予算は、196億327万6千円で、一般会計2,111億円の9.3%となっています。
初日に議案や報告事項等について、全ての説明を受けた後、7日は議案関係についての審査、10日は報告事項や文教委員会全般についての審査を行いました。
二日間の委員会審査では、私からは『離島振興法』が改正されたことに伴い高校が設置されていない離島から、島外の高校等へ通学する生徒の通学費の2分の1が補助される新規事業で、対象が坊勢島の生徒のみとなるため、家島本島や旧姫路市内から家島高校に通学する生徒にも補助してほしい旨の要望をさせていただきましたが、『改正離島振興法』はどちらかというと『外海』に立地されている離島を想定しているため、家島のような『内海』離島は非常にレアなケースのため、こういった不公平なケースが発生するそうです。
公平性の観点から、ぜひとも家島本島や旧姫路市内の生徒も対象としていただきたいと要望させていただきましたが、今後の検討課題ということでした。
また、『体罰防止研修会』を大学教授や学識経験者が講師となり、教職員対象に平成26年度に新規事業として開催されることについて、ぜひ、『トップアスリート』等の研修会も導入していただきたい旨の要望をさせていただきました。
全員対象に導入準備が進められている『中学校給食』は、平成26年度から27年度にかけ実施方針を確立させ、平成28年度に給食センターの建設工事、早ければ平成29年度から『食缶方式』による中学校給食の完全実施を行いたいとの方針が公表されました。
中学校生活は義務教育期間の僅か3年しかない、非常に貴重な期間ですので、1日でも早い実施を要望させていただきました。
その他にも『グリーンステーション鹿ケ壺』の指定管理者は将来的には民間時事業者等も視野に入れた『公募』の導入や、美術館館蔵品の有効的な購入、吊天井落下防止対策に伴い改修される体育館について、学校現場だけでなく、地域体育等で利用されている地域住民へも市民局を通じ丁寧な周知啓発等行っていただくよう要望をさせていただきました。
委員会最終日の今日は現地視察として、4月から幼保一体施設として開設予定の香呂幼稚園・保育園を視察した後、意見の取り纏めを行いました。
香呂保育園・幼稚園を統合した新たな『香呂こども園』
敷地面積:約4,728㎡、延床面積:約1,522㎡、総事業費:約3億7千万円の施設で、定員は保育所120名、幼稚園90名ですが、4月から保育所に定員より4名超の計214名での『こども園』がスタートします。
現在は3つの施設名称が掲示されていますが、来年の子育て関連の法案が施行された後は『こども園』のみの表記となるそうです。
給食室も最新設備が整備され、また全ての教室に空調設備が整備、さらには運動場も南側に広々と配置されており、子ども達が学ぶ環境として申し分ない施設整備となっています。
最新鋭の設備が設置された給食室
冷暖房完備、フルフラット化で日当たりも抜群の教室
南側に広々と整備された運動場
確かに安くはない施設整備費ですが『未来への投資』、姫路市として最も重要かつ大切なことだと思います。
『次代を担う子ども達の健全育成』、我々大人達にとっての重要な責務です。
今後もしっかりと取り組ませていただきます。