市民クラブ行政視察②(大舘市)

二日目は秋田県大館市に移動して、『大館ふるさとキャリア教育』を視察しました。

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ご承知のとおり、秋田県は毎年全国学力学習状況調査で上位にランクされています。

その中でも大館市は秋田県の平均を大きく上回っている状況だそうです。

しかし、2014年に日本創生会議が公表した消滅可能性都市に挙げられたように、少子化が顕著に表れているそうです。

これは今までの大館市の若者の考え方が『夢をかなえるためには、まず大館を離れること』という考え方が主流であったため、若者が都会に出ていき、人口流出に歯止めがかからなかったことの影響が非常に大きいようです。

そこで教育委員会が大きく方針を転換し、ふるさとに生きる基盤を培う『ふるさと教育(郷土愛)』と自らの人生の指針を描く『キャリア教育(夢や目標・就労職業観)』を融合させた『大館ふるさと教育』を掲げ、少数精鋭の街『大館』を支える人材づくりを進めていくこととしました。

これは、全国で実施されている『トライやるウィーク』のような、学校が実施する『職場体験』がマンネリ化し職種も偏り、また子ども達も現実離れしたままの夢を持ち続けるなど自分の適性とかけ離れた夢に固執してしまう等、実態に見合ったキャリア教育となっておらず限界を感じてきたことがこの取り組みを発展させることに繋がってきたようです。

大館市の施策で特筆すべきは、教育委員会内にキャリア教育の推進役として『キャリア教育コーディネーター』を配置し、『子どもハローワーク』を設置して『子ども』と『職業』・『地域社会』・『大人』・『自分の未来』をつなぐハブ機能を担ってもらい子ども達の未来につながる出会い、新しい自分の発見につなげるコーディネーターを専属で設置していることです。

なお、この取り組みは全国で大館市だけではないかとのことでありました。

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働く大人達の『ほんもの』に直接ふれる体験は、子ども達多様な進路の可能性を広げることにつながり、また、企業や大人達も子ども達の本気での取り組みが大人達の意識を変え、地域を変え、社会を変えることに繋がってきているようで、実際に大人達の意識として、いずれ子ども達が地域や社会を変えることを実感するとともに、地域の子ども達を自分達が育てているという自覚と責任を持つようになるなど大人の意識が大きく変わりつつあるようです。

大館市を視察して、秋田県全体の学習能力や意欲の高さなど、顕著な成績を収めているということを改めて実感しました。ぜひ、姫路市でも参考にできればと思います。

 

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