市民クラブ行政視察①(箕面市)

本日から3日間は市民クラブの行政視察です。

1日目は箕面市で『貧困の連鎖根絶に向けた支援について』視察しました。

平成26年に『子どもの貧困対策推進法』が成立したことを契機に取り組みを開始

箕面市で『家庭の貧困』という課題を抱える危険をはらむ『環境因子』の子どもは約4,700人と推測されています。

一方で実際の子どもへの対応は『一時的・場当たり的』となってしまい、問題がある子どもだけが対象となっており、『健全』に見える子どもは『環境因子』があってもケアできていないのが現状となっていたそうです。

そこで、あるべき取り組みとして、社会に出るまで『ずっと見続け、見届けるしくみ』として、生まれてから18年間ずっと見続け、見届けるために子どもの情報を蓄積し環境因子のある子どもを把握し、見守りを続け、悪い兆候があれば早期に支援を開始し、高いレベルへ押し上げる施策として、『子ども成長見守りシステム』を構築されました。

ポイントの1つとして、主に教育に係る支援は『教育委員会』、子育てに係る支援は『市長部局(子育て部署)』となっていた縦割りを一元化したことです。

2つ目は、全国的には『全国学力状況調査(小6と中3のみ)』、『全国体力状況調査(小5と中2のみ)』となっているもののを、平成24年度から義務教育9年間全ての学年で実施することでデータの蓄積をしていることです。

3つ目は、『個人情報保護条例改正(平成27年12月)』により、個人情報の壁をなくして全市一体となって支援に繋げたことです。

現在では、これまでのデータの蓄積をもとに、小中学校との連携を各学校ごとに行っており、一人一人の児童生徒に対し、教員が普段の指導から見えている姿とデータの蓄積から導かれた姿を擦り合わせることで、対象の児童生徒や保護者に対しより細やかな支援に繋げられています。

対象児童生徒に対する学力保障・学習支援事業

何よりも、個人情報の壁や縦割行政の弊害により、手がつけられなかった施策を実現された取り組みは非常に参考になりました。

 

 

 

 

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