2018年1月の投稿一覧
3日目は函館市に移動し、レンタルショップで有名なTUTAYAの『函館蔦屋書店』を視察しました。
このテーマは私が『公共施設マネジメント』の研修を受けた際に、『民間施設の公共性の検証』事例として講師の先生が函館市の『蔦屋書店』を紹介されたため、ぜひ一度視察をしてみたいと思っていましたが、今回、たまたま受け入れていただけるということだったので訪問しました。

















今、地方自治体では高度経済成長期に建設した公共施設や道路・橋梁の老朽化が大きな問題となっています。
すべてを修繕したり改築したりできれば問題ないのですが、財源不足や少子化の影響で統廃合しなければならない公共施設が多々存在しており、将来を見据えて『公共施設等総合管理計画』を策定して存廃や縮小をしていかなければならない状況となっています。
そのような状況から、『では、公共施設はすべて行政が運営しなければならないのか』というとった観点から、民間が運営する方がより市民サービスに繋がる施設などは民間に任す事例として大変参考になりました。
因みに今回、ご説明いただいた蔦屋書店の丸山さんは上郡町の出身だそうで、姫路市のこともよくご存じで帰省するたびに大きく変化している姫路駅周辺整備を非常に評価されていました。
TUTAYAでは函館蔦屋書店の規模の施設を人口30万人規模の地方都市で約100店舗出店を目指し、現在そのリサーチを行っておられるそうです。
今回視察させていただいた施設が、姫路市で展開できるかとストレートに質問させていただくと、『十分にその素地はある』とのことでした。






『百聞は一見に如かず』ぜひ、姫路市にも展開できないか提案していきたいと思います。
2日目は千葉県松戸市で『小中学校空調設備整備PFI事業』についての視察です。
私たち市民クラブは『全公立学校への空調設備の早期設置』を平成30年度の予算要望の重点項目にしています。
姫路市でも早期実施に向けて現在、様々な調査を行っている段階ですが、全公立小中学校普通教室の整備には約50億円の財源が必要となるため、民間の資金と経営能力や技術力(ノウハウ)を活用する『PFI事業』を計画しているとのことなので、すでにPFIで導入された松戸市の取り組みを視察させていただきました。
松戸市では、平成22年度に設置から管理運営までの全てを行政で実施する『従来方式』での整備を検討されていたそうですが、東日本大震災の発生により、学校の耐震化を優先するため凍結となったそうです。

その後、全ての小中学校の耐震化の完了により、改めて平成26年度に『PFI方式』での導入を再検討され、12月に正式に導入を決定されたそうです。
平成27年6月に小学校44校、中学校20校の普通教室等1,427教室の整備を47億9933万6千円で公募し、1社のみの入札でしたが事業者が決定し、平成28年3月に工事着手し9月には試運転が実施できたという物凄いスピードでの事業実施で羨ましい限りです。
因みに、PFIのメリットとして『財政負担の平準化』『全校に単年度で設置』『コスト縮減』『維持管理の簡素化』『モニタリングが容易』といったことが挙げられ、何よりも管理運営を専門業者に任せることによる『良質なサービスの継続』が一番だそうです。
また、デメリットとしては、市教委で全てを対応するため専門ではない業務をこなさなければならず、『事務が煩雑』になる、PFI事業のため国庫補助が初年度だけでその後の運用方法の検討に若干の不安があったそうですが、総じてメリット部分の効果の方がはるかに大きいとのことでした。
思わぬ効果としては、給食の食べ残しが減ったということで、改めて教育を受けるための環境整備では効果絶大ではないかと思います。
地球温暖化の影響、学習指導要領の改訂による授業時間の確保等、今後も学校を取巻く環境は益々大変となるだけに、姫路の次代を担う人材を育むための50億円の負担は決して難しいものではないと思います。
今回の事例を参考に、早期設置に向け強く要請していきたいと思います。
今日から3日間は市民クラブの行政視察となります。
まず、1日目は東京都江戸川区の『公会計制度の取り組み』についての視察です。


新地方公会計制度とは、現状では見えにくい資産や負債等のストック情報や行政サービスに係るコスト情報について、発生主義・複式簿記の導入によって把握しようとするもので、総務省は平成29年度決算に係る財務書類を作成し公表するように地方自治体に通知されています。
私が昨年の代表質疑でこの問題への対応を質問したところ、姫路市では平成30年2月に公表するとのことでした。
こういったことを踏まえて、すでに新公会計制度を導入している東京都江戸川区の現状を視察させていただきました。
江戸川区では平成27年度から導入され、『単式簿記・現金主義会計』を『複式簿記・発生主義会計』にすることで、今までは『現金収支の管理・開示』だけだったものが『財政状態・経営成績の管理・開示』までが公表されることになり、資産や負債、財産、収入、費用などの自治体のすべての経済資源が対象となります。
『夕張ショック』と言われた自治体破綻の影響は各方面にわたり、今までは表れてこなかった『隠れ借金』の存在が明らかになり、どの自治体もその対応は喫緊の課題となりました。
江戸川区ではいち早く取り組んだ結果、区民にも分かりやすく、また個別の組織や事業別等の様々な分析ができることが可能となるなど、改めて新公会計制度導入のメリットが実感されているそうです。
事業別財務諸表(財務レポート)ですべての事業ごとに一目でわかるようになっています。

2月に公表される姫路市の財務状況の報告の審査の参考にしたいと思います。
新日鐵住金広畑球場で開催された、少年軟式野球大会『第22回広畑大会』に『広畑コンドルズ』の顧問をさせていただいている関係で、来賓として出席させていただきました。

姫路市南部を拠点に活動している少年野球チームを中心に、小学6年生の最後の大会として、毎年この時期に開催をされており、今年は13チームの出場、6年生51名が卒団するそうです。
新日鐵住金広畑野球部の大先輩の福田大会実行委員長の訓示

選手の皆さんにとっては、『黒土の内野、全面芝生張りの外野』というような本格的な球場でプレーする機会は中々ないだけに貴重な経験になるのではないかと思います。
卒団する6年生の皆さんには、今までご指導いただいた指導者の皆さんや支えてくださったお父さん・お母さんに感謝して、小学校最後の大会をチームメイトと全力でプレーして、心に残る大会にしていただきたいと思います。
顧問をさせていただいている広畑コンドルズの卒団生(監督は広畑野球部の後輩の米田君です)

大会開催にあたり、物心両面で大変なサポートいただいている㈱飯塚スポーツさんをはじめ、関係者の皆さんには本当に頭が下がる思いですが、関係者の方々とお話をさせていただくと、少子化の影響や、スポーツの選択肢が広がってきたことの影響などで々選手が減ってきているそうですが、一方で女子野球の影響などもあり女子児童も少しずつですが増えてきているそうです。
青少年育成の観点からも、ぜひ30回、40回と継続していただきたいと思います。
地元の老人クラブ(富士悠ゆう会)の新年会にご案内いただきました。

位田会長のご挨拶

会員の和田さんが祝い唄として詩吟をご披露されました。

賀寿のお祝いの記念写真

都合で来賓としてのご挨拶をさせていただいた後、退席させていただきましたが、総勢61名の方が参加され、賀寿のお祝いや会食懇親、福引き、カラオケ大会と様々な余興を楽しまれたそうです。
こうやって仲間の皆さんが集い、様々な催しを楽しまれることが元気づくりにつながっているんだなと改めて実感します。
皆さん、ますますお元気で!