2015年7月の投稿一覧

厚生委員会行政視察③(平塚市)

三日目は平塚市で『お話し見守り歩数計(ひらつかみルック)』事業を視察しました。

『ひらつかみルック』とは、見守りセンサー、緊急通報ブザー、通話機能、GPS機能、歩数計などの多機能の機器を貸出し、専門業者や家族による毎日の見守りと、歩数計機能を利用して健康増進に取り組む事業です。

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通話機能では、発信する際は看護師との健康相談として活用、着信は機器に登録した家族や役所関係者から体調などの伺い等で活用します。

見守り機能では、自宅でのセンサーとして見守りに活用し、それを見守りセンターが管理して活動状況を家族がメールで受信できるようになっています。

GPSでは現在地検索、緊急通報ブザーが鳴動した場合は見守りセンターに自動的に通報されるようになっているそうです。

歩数計機能では、毎日の歩数計データを事業者が集計し、それを市役所に毎月報告されるそうです。

現状、平塚市では『歩数計+α』として活用されている方が多数だそうですが、それでも利用されている高齢者にとっては、いざという時の安心感になっているそうです。

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『東海道五十三次ウォーキング』とテーマを設定して、利用者で競争するようなことも実施しているそうです。(写真は1番になった方が市長、湘南ベルマーレ主将と一緒に記念撮影)

この事業は、隣接する静岡市のガス会社の㈱トーカイという会社がガス漏れをパトロールする事業を応用した高齢者の見守り事業を発案し、平塚市が事業委託しているそうで、ここまでのサービスは民間事業者と共同でなければ中々実現できるものではないと感じましたが、姫路市でも導入に向けて検討する余地はあるんじゃないかと感じましたので積極的に提案していきたいと思います。

その後、時間に余裕がありましたので、平塚市の議場を見学させていただきました。

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珍しい対面型の議場(手前が議員、奥が理事者、中央奥が議長席)

理事者と議員との『対面型』に拘って建設された議場だそうで、こういったスタイルは初めて見ましたが、それぞれの議会で現状に即応し、様々な議会改革に取り組んでいくことは我々に課せられた永遠のテーマだと改めて実感しました。

三日間、タイトな日程での視察でしたが、非常に有意義な視察となりました。

 

厚生委員会行政視察②(川崎市)

二日目は川崎市に移動して『だいJOBセンター:川崎市生活自立・仕事相談センター』の事業を視察しました。

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だいJOBセンターの会議室で説明を受けました。

『だいJOBセンター』は平成25年12月にJR川崎駅に隣接している川崎フロンティアビルの5階フロアに開設され、平成25年12月に成立した『生活困窮者自立支援法』に基づき、『自立相談支援事業』としての就労や自立に向けた相談支援や個々の悩みに応じた支援メニューを作成し、失業の原因となってしまった金銭問題や人間関係、精神疾患、アルコール依存等、解決が難しい生活諸課題についても、複数の支援を組み合わせることで効果的に解決に結び付けるといった事業を実施されています。

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センター単独の求人募集

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相談室の一室

就労支援事業については、全国の自治体で様々な事業が実施されていますが、これだけ多岐にわたる課題を複合的に組み合わせた支援を実施されている自治体は非常に珍しいのではないかと感心させられました。

日常生活の中で、ちょっとした出来事が積み重なって失業者となってしまうことは誰にでも起こり得ることでもあります。

もしそうなってしまった時に、こういった形で支援するシステムがあれば当事者にとっては非常に心強いはずです。

川崎市では、実際に失業された方が『だいJOBセンター』での支援を受け、立ち直った事例を『いっしょに歩けばだいじょうぶ』という題名で一冊の単行本にまとめて販売もされています。

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姫路市に置き換えて、これだけのことが実施できるかわかりませんが非常に参考になる事業でした。

厚生委員会行政視察①(千葉市)

今日から三日間は厚生委員会の行政視察です。

今回の視察項目は、委員長を拝命している関係で私の方でテーマを決定させていただきました。

初日のテーマは千葉市で『ちば市民協働レポート(ちばレポ)』です。

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この事業は『市民と行政をつなぐ新たなコミュニケーションツール』として、スマートフォンなどを活用し道路や公園の不具合などを市民に報告してもらう事業で、スマホのGPS機能を使いレポートしてもらい、その箇所を行政が解決するといった、市民と行政が協働で課題を解決する取り組みで、今までは不具合を通報した住民とそれを受け取った行政担当者だけが情報をやり取りするといったクローズだった情報をオープンにすることで、サイトを閲覧した市民や市役所が課題を共有することで市民の行政への参画を促しています。

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このことにより、市民が自らの街を『住みやすい街にしたい!』『良い環境の街にしたい!』といったきっかけにし、また行政も市民に納得いただける行政サービスの提供や行政の効率化の達成に繋げていきたいと考えておられるそうです。

その他にも市内のおすすめスポット等をレポートしたり、投稿内容や対応への評価、採点、コメント、『いいね』等の対応内容などを評価する機能、さらにはレポートのデータ集計や分析、可視化、オープンデータ化など多方面での活用策を検討されているようです。

『市民との協働』という分野で、SNS等の情報ツールを活用した非常に先進的な取り組みとして大変参考になりました。

ただ、千葉市では自治会加入率が約7割といったことも今回の事業を導入する背景にあるようです。

姫路市に置き換えると、『通常の自治会活動+α』として、若い世代やNPOなどの市民参画にターゲットを絞っての導入は意義があるのではないかと感じました。

広畑第二老人クラブ連合会市政報告会

地元の老人クラブ連合会での研修会でパワーポイントを使い市政報告をさせていただきました。

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いつまでもお元気な方々が非常に多く、『生涯現役』をモットーに様々な活動で熱心に取り組んでおられ、頭が下がる思いです。

また、私の日々の活動に対しても様々な助言や激励など、いつも叱咤激励していただいています。

支援いただいている先輩方のためにも、住みよいまちづくりの実現に向けしっかりと頑張って行きたいと思います。

広畑区・大津区地域づくり推進協議会

広畑第二校区・広畑校区・八幡校区・大津校区・南大津校区で構成されている『広畑区・大津区地域づくり推進協議会』の行政懇談会に出席しました。

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毎年この時期に総会が開催され、その後に兵庫県・姫路市の関係者に参加いただき、行政懇談会を開催してそれぞれの地域課題の要望を行っています。

地元からの要望はどうしても道路整備や学校施設の改善等の長期間を要し、尚且つ事業費が膨大な事業が多いため、毎年要望していても中々前に進んでいない事業が多々あります。

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しかしながら、言い換えると地域の皆さんにとっては、時間がかかっても実現していただきたい要望といえます。

実際、地域の皆さんと一緒になって長きにわたり継続して要望していた『大広線』が今年度から本格的に事業着手されるなど、成果を上げています。

地域の皆さんと一緒になって、地域の課題解決に向け頑張っていきたいと思います。

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