2014年4月の投稿一覧

月間走行距離&第244回兵庫県市議会議長会総会

4月最終日ということで、恒例の月間走行距離を確認すると307.69㎞ということで、今月はハーフマラソンに参加したことが貯金となったようです。

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その後、三木市の『グリーンピア三木』で開催された『第244回兵庫県市議会議長会』に出席しました。

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今年度は姫路市が持ち回りで会長市となります。

そのため会議の冒頭には、杉本姫路市議会議長が会長として挨拶を行いました。

来賓の井戸知事からは消費増税に伴う県政への影響や行革への取り組み、阪神淡路大震災から20年の節目を迎える中での防災への取り組み等、多岐にわたる今年度の県政施策の説明を含めたご挨拶があり、その後総会協議に入りました。

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議案審議では、姫路市とたつの市共同で提出した『皮革排水処理経費に対する財政支援の抜本的改善』について、国・県への要望書の提出、次回開催市の決定、議長会に尽力いただいた方への表彰などの協議事項を確認し、滞りなく会議は終了しました。

その後、研修会として『たかじんのそこまで言って委員会』でお馴染みの時事通信社特別解説委員の加藤清隆氏を講師にお招きし、『激動の政治情勢を読む』というテーマでご講演いただきました。

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現在の『一強多弱』の政治状況の中での野党の動きや自公政権での公明党の立ち位置、安倍政権での自民党の不安定要素などについて非常に興味ある話が。

また、国際情勢では、ロシアのクリミア共和国への軍事介入に対するアメリカの対応や中国の尖閣や沖縄を含めた日本への動き等も含め、今後10年間で国際情勢はかつてない危機的な状況になることが予測され、最悪の場合は戦争になる可能性もある、その時に備えた自国の軍事力の強化が不可欠だと。

歴史認識では、中韓の主張に対する独自論を述べられ、最後には日本は福沢諭吉が述べた『脱亜入欧』の政策を進めるべきという、テレビで見るままの熱さで激しく語られました。

かなり好き嫌いが分かれる講演だと思いますが、約1時間30分の講演を退屈せず興味を持って聞かせていただきました。

 

第85回姫路中央メーデー

生憎の天候の中、『第85回姫路中央メーデー』が東御屋敷跡公園で開催され、約5,000名の方が参加されました。

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連合姫路地協岸田議長のあいさつ

今年の春闘では、多くの組合がベースアップとなりましたが、現状は消費増税やTPPの影響などでの不安定要素も拭いきれておらず、先行きは不透明な状況です。

『人への投資』、国益のためにいちばん大切なことです。

連合の役員の皆さんには組合さんの『安定と安心』の確立を目指し、引き続き活動を展開していただきたいと思います。

私も自分の置かれている立場から、姫路市政に対し、働く現役世代の代弁者として様々な提言を行っていきたいと思います。

 

行政視察③(秋田市)

3日目は秋田市の『トップスポーツクラブを活用したスポーツツーリズム推進施策』について調査しました。

秋田市では平成21年に地域初のプロスポーツチームとしてバスケットボールチーム『秋田ノーザンハピネス』が発足し、クラブスポーツを地域活性化の起爆剤として応援しようという機運が高まり、『スポーツホームタウン構想推進事業』としてNPOに委託してクラブチーム支援の取り組みを始めたそうです。

平成22年には『スポーツホームタウンにぎわい創出事業』として秋田市も直接支援し、平成24年度には正式に『スポーツホームタウン推進事業』としてプロバスケットの他に秋田市役所ラグビー部が前身の『秋田ノーザンブレッツRFC』、TDKサッカー部が母体でJFL所属の『ブラウブリッツ秋田』を積極的に支援しています。

説明をお伺いして、何よりもスポーツを重要施策に位置付け、秋田市全体でトップチームを応援して市の活性化に繋げていこうという発想は、今まで私が本会議で何度も提案させていただいた内容と同じような考え方で非常に共感しました。

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ホームゲームの際は商店街等でこのようなペナントを掲げるそうです。

特に秋田市から委託を受けている『NPO法人トップスポーツコンソーシアム秋田』の役割は大変に参考になります。

姫路市にはプロスポーツこそないものの、トップクラスのスポーツチームはたくさんありますので、それらのチームを支援することで今年度の重要施策の『スポーツの振興』に繋がる方策はいくらでもあるはずです。

今回の秋田市の取り組みを参考に、ぜひ姫路市での『スポーツツーリズム推進施策』を提案していきたいと思います。

行政視察②(盛岡市)

2日目は盛岡市で『地域協働推進計画に基づいた行政と市民の協働・参画施策』について調査しました。

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盛岡市は『市役所』でなく『市長』の表記でした。

『盛岡市地域協働推進計画』は多様な主体が参画するまちづくりを目指し、『協働のまちづくりの推進』をコンセプトに平成23年4月に策定されたそうで、現在は主に防災や健康づくりなどの地域活性化イベント等を地域それぞれがテーマを決め、市内中学校単位30地区を対象に手上げ方式の募集で、現在は8地区で活動が行われているそうです。

『自らのまちを住民自らで良くしていこう!』という取り組みはどの自治体でも行われていますが、盛岡市は『地域活動支援担当職員(地域づくり支援員)』という担当職員を地域づくり組織と市のパイプ役として配置しているのが特徴で、そのあたりが姫路市と比較してどのくらいの頻度で係わっておられるのか興味がありましたが、話を伺ってみると、通常業務との兼務で人事評価の対象ではなく、担当する地域は自分の居住区域外だそうで、業務がどうしても担当課に偏ってしまっているそうです。

また、『地域づくり組織』=自治会等の『地縁団体』のため、どうしても一部の役員に負担が偏ってしまうことや事業の周知不足、担い手不足など抱える課題は姫路市と共通のようです。

この事業には『地域づくり計画』の策定補助で1地区に30万円、『地域づくり事業の実施』補助で地区の人口に応じ60万円から180万円の補助制度があるそうで、姫路市に例える『地域夢プラン事業』と非常に似通った制度だといえるだけに、盛岡市の今後の事業継続の推移にも注目してみたいと思いました。

 

 

 

ライフスタイルが多様化する中、地縁団体だけでなくNPO等の団体の参画を想定して、どの自治体でもこういった取り組みを行っていますが、

行政視察①(奥州市)

23日から25日までの3日間は会派行政視察です。

初日の今日は奥州市で『みちのくフィルムコミッション(えさし藤原の郷)を活かした地域活性化策』について調査を行いました。

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入場ゲート横には『軍師官兵衛ロケ地』の看板が

この『えさし藤原の郷』は平成5年にNHK大河ドラマ『炎立つ』が放映されたことをきっかけに、大河ドラマロケを将来の地域振興に結び付けるため『歴史公園えさし藤原の郷』を平成4年8月工事着手し、平成5年6月に総事業費36億8,000万円をかけ完成されたそうです。

因みに、大河ドラマ『炎立つ』と『えさし藤原の郷』での経済波及効果は約320億円と試算されたそうで、昨年話題になった朝ドラの『あまちゃん』でも約33億円だったということですので、その影響がいかに凄かったのかということがわかります。

現在は約20haの敷地内に約3,770㎡、117棟の建屋が整備されており、平成5年以降は、現在放映中の『軍師官兵衛』を含め実に12本の大河ドラマをはじめ映画・ドラマ、さらにはバラエティ番組に至るまでの撮影が行われているそうで、まさしく奥州市の地域振興に繋がっている施設といえます。

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約20haの施設を説明していただきました。

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秀吉(竹中直人さん)が姫路城に入場し、官兵衛(岡田准一さん)と再会したシーンに使われました。

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山上から見た本格的な平安建築の再現

平成5年当時の合併前の旧江刺市の財政規模で、約37億円の施設を建設したという大英断が現在の実績に繋がったということで先見の明があったと言えます。

姫路市で今からこの規模の施設を建設するということはあり得ませんが、ソフト面からの『軍師官兵衛』放映後の観光戦略については大いに参考になりました。

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