2013年11月の投稿一覧
本日開催された『姫路市学校給食のあり方検討懇談会』を傍聴しました。
今回で3回目の開催ですが、私自身が現役の子育て世代ということで、中学校のPTA会長をさせていただいた時に中学校給食について色々と議論させていただき、また現在は文教委員会のメンバーということもあり、議論内容を非常に注視しており、毎回会議を傍聴しています。
平成16年から実施されたデリバリー方式による選択制の中学校給食については、私の娘が体育系の部活動を行っていた関係で、栄養バランスや量などが考慮されており、また娘も不満なく食べていたため特段問題はないものと思っていましたが、やはり『給食』というイメージが保護者や生徒が思っていたものと大きくかけ離れていたのか、どの学校でも利用率が低迷してしまい、正直申し上げて『失敗』だったと言えます。
今回は『学校給食法』が改正され、給食は『当該学校に在学するすべての児童又は生徒に実施されるものとする』と規定されたこと、そして利用率が低迷している現在の中学校給食が導入から10年の節目となったことから、改めて抜本的に学校給食のあり方について検討を行っていくということで、昨年、庁内でまとめた検討結果を基に、学識者や学校関係者、保護者等の代表から広く意見を求める目的で開催されています。
前回の会議までで、中学校給食は『センター方式による全員実施』という方針が委員の中で概ね確認されてきましたが、検討課題となっていた小中学校が隣接している校区での『親子方式』が可能な学校や単独で給食室が設置できる中学校等はどうするのか等について、事務局から検証結果が報告され、費用対効果等からセンター方式をベースに実施することが全会一致で確認されました。
その結果を踏まえ新たな検討項目として、センターの運営を『直営』『委託』どちらが望ましいか、小学校で給食室の『ドライ化』が進められている中で、ドライ化困難校を新たに建設する給食センターに統合する案などについて意見交換が行われました。
委員からは、委託化については食の『安全・安心』への懸念や『地産地消』が推進されるのかなどについて意見が出されましたが、事務局側の詳細な説明で概ね了承されました。
しかしながら、小学校給食でのドライ化困難校のセンター化については、今まで姫路市の小学校で引き継がれてきた自校給食室での調理を継続してほしいとの意見が多くだされ、この問題については引き続き議論していくことになりました。
個人的な意見ですが、中学校給食のセンター化は以前、文教委員会で久留米市の給食センターを視察した時にも感じたのですが、ある意味民間に委託したことでより厳格に『安全・安心』については管理されており、『地産地消』についても栄養教諭などの適正な配置により全く問題なく運営されており、むしろ委託化のメリットの方が多いと思います。
また、小学校のセンター化についても、今の小学校給食の方式が素晴らしいことは十分理解しますが、委員の方が『安全・安心』を懸念されているように『ドライ化』ができない給食室での食品の『安全・安心』については、施設が老朽化してきた時にいつか大きな問題になる可能性も否定できないだけに、センター化に踏み切ることも必要ではないかと思います。
年明けに第4回の会議が開催される予定となっていますので、その際の議論を注目していきたいと思います。
早朝より養父市で開催された『第229回播但市議会議長会』に出席してきました。
姫路市役所から播但連絡道を経由して、約1時間強で開催場所である養父市の『但馬楽座』に到着できました。
以前この道路で豊岡市に出向いた時は和田山ICまでしか道路がありませんでしたが、現在は北近畿自動車道が順次整備されてきており、非常に便利になっています。
しかし、養父市の議員さんにお聞きすると、便利になる一方で国道幹線道路沿いにあった有名なサービスエリアが廃業に追い込まれるなど、新たな問題も生じてきているようです。
11時から開催された会議では、平成26年度の議長会の役割分担などについて提案がされましたが、姫路市は『兵庫県市議会議長会会長』、『近畿市議会議長会支部長』、『全国市議会議長会理事』の役職を拝命する予定となっているようです。
来年度の正副議長の公務はかなりハードなものになりそうです・・・
昼食懇談の後、豊岡市まで移動して8月に完成した新庁舎の施設見学を行いました。
建設費が52億6,000万円、旧庁舎のリニューアル費用も含めた総事業費が約72億円ということで、豊岡市規模の自治体ではまさしくビックプロジェクトだったそうです。
旧庁舎は『豊岡市立交流センター豊岡稽古堂』としてリニューアルして、その2階部分を議場として活用されています。
新庁舎の最上階(7F)を議会事務局の執務室、正副議長室、委員会室、会派控室として利用されていますが、旧庁舎をリニューアルした議場から委員会室等への移動時間かかり、またエレベーターホールのエントランスや階段部分の間取りをかなり広く取ってあるのに比べ、議員控室のスペースが狭く、実際に控室で執務ができないと豊岡市の正副議長さんが嘆いておられました。
非常に立派な庁舎ですので、恐らく次回の改修は早くても40~50年以上先になるのでは。
改めて、建物の新築等については、準備の段階から詰めた議論しておかなければならないなと実感しました。
その後、約2時間をかけて姫路市役所まで帰り、17時30分からの『松本たけあき支援の集い』に参加しました。

松本たけあき衆議院議員のご挨拶
まず17時30分からのセミナーでは、テレビ等でおなじみの政治評論家『有馬晴美』氏の『どうなる?今後の日本の政治』という演題で約1時間講演を拝聴しました。
私自身、有馬さんが出演されている読売テレビの『かんさい情報ネットten.』という番組は自宅にいるときはいつも見ているニュース番組でしたので、非常に興味を持って聞かせていただきました。
普段のテレビでの有馬さんは比較的物静かに、冷静に政治について語られるのに、講演会では非常にエネルギッシュでパワフルに熱く語られたため、そのギャップに驚かされました。

日本の政治を熱く語る政治評論家の有馬 晴美氏
講演内容は『ツイッターやブログでアップしいないでください・・・』とのことでしたので、内容は控えさせていただきますが、さすが売れっ子の政治評論家だけに、なるほどという内容でした。
その後は、支援者で和やかな雰囲気で懇親会が行われました。
松本たけあきさんを取り巻く環境は中々好転してきませんが、我らの代表として、ぜひ国会で活躍していただくためにも、今はしっかりと力を蓄えていただきたいと思います。
『市民に開かれた議会』を目指し、私ども姫路市議会主催で『姫路市子ども議会』を開催しました。
市内中学校37校(私立含)中、35中学校の代表35人が地域の活性化策や交通安全対策などの身近な生活諸課題や、観光対策や環境問題、さらには防災対策や高齢化問題など将来を見据えた課題について、中学生の目線で鋭い指摘や質問がなされました。

議長役の生徒をはじめ、凛としたした中学生議員達
私が顧問をさせていただいている少年硬式野球チーム『姫路アイアンズ』に所属している琴陵中学校の茨 遼河君は、『プロ野球やJリーグが試合できるようなスポーツ施設の建設は可能か』という質問でスポーツを活用した地域活性化策を提案しました。
初当選した10年前の最初の議会質問で私も同じような主旨の質問を行いましたが、今回の茨君の質問の方が的を得ていたような・・・
また、私の地元の広畑中学校からは、黒田 唯人君が『軍師官兵衛の放映の際に姫路市が行うPR活動について』という項目で観光施策のPR活動の重要性を質問するなど、タイムリーな話題についての市の考え方について鋭く質問しました。
姫路市側の答弁が必ずしも的を得た答弁だったとは言えませんが、中学生が民主主義の根幹である『議会』を身をもって体験したいただけたことは非常には意義深かったと感じました。
市長の講評(いつもの定例会より熱く語られました)

副議長として私が閉会の挨拶をさせていただきました。
兵庫県庁で開催された『第100回兵庫県競馬組合議会』に出席しました。
今議会では、平成24年度の決算審査が主な議題となりました。
以前にもブログに記載しましたが、全国的に地方競馬を取り巻く環境は非常に厳しく、全国で16あった地方競馬のうち、平成24年3月末に熊本県荒尾市にある『荒尾競馬組合』が廃止に、平成25年3月末には福山市にある『福山競馬場』が廃止となりました。
また、先日競走馬が逃げ出したことでニュースになった岐阜県笠松市の『岐阜県地方競馬組合』や『愛知県競馬組合』、『ハルウララ』で注目となった『高知県競馬組合』は赤字となった時点で即廃止となることが決定しているそうです。

平成24年度の全国の地方競馬の開催成績
兵庫県競馬組合でも、平成22年度に5億5,067万2千円の赤字を計上したことから、構成団体(兵庫県・姫路市・尼崎市)の協議で、平成22年から向こう5年間で存廃の見極めを行うことを決定しており、現在、様々なアイデアを取り入れながら事業継続に向けて努力をされています。

平成24年度に実施された取り組み
平成24年度は2億8,872万5千円の赤字となりましたが、事務局の説明では10月から年度末まで僅か10日間ですが、地方競馬で初となるナイター競馬を取り入れたことにより、売得金や来場者数等で明らかに改善の傾向が見受けられ、現時点での平成25年度の収益は黒字化が予測されているそうです。

平成24年度決算額
ただ、一方で収益率が低いインターネットを活用した、『オッズパーク』、『楽天競馬』、『I―PAT』等の在宅投票が予想以上に増加しているのが悩みの種で、換金率の変更等も含め、競馬ファンにより魅力ある取り組みが求められています。
いずれにしても、この2年間が競馬事業存続をかけた正念場となっており、事務局を含めた関係者からは、収益改善に向けての強い意気込みを感じました。
なお、決算については全会一致で認定しました。
本日会派総会が開催されました。
議題は先日開催された議会運営委員会の報告と、それに伴う12月議会への対応、年末年始の諸行事を含めた今後の予定の確認などが主な内容です。
12月議会の対応では、提出される議案や請願の対応について協議するとともに、本会議質問を予定している蔭山議員の質問項目の報告を受け、意見交換を行いました。