姫路市・松本市姉妹都市親善交歓会①

今日、明日と先週の鳥取市に続き松本市との『姉妹都市親善交歓会』に参加しました。 この時期に2つの姉妹都市との交歓会が続いて開催されるのは議員になり10年間で初めてです。それぞれの都市の事情もありこの時期に重なったようです。 この姉妹都市との交歓会は正副議長、議会運営委員会の正副委員長は両方の都市への参加が必須となっており、さすがに二週連続での出張は体力的にも非常に厳しいものがありました。 松本市では、まず市役所で交流会議ということで、松本大学総合経営学部観光ホスピタリティー学科の山根宏文教授より、『観光まちづくりを活かす5つのおもてなし』というテーマでご講演いただきました。

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松本大学観光ホスピタリティ学科 山根教授

『観光まちづくり』とは、 『地域が主体性を持って、地域固有の資源を見出し、保護し活用方法を創造して、持続的に利用し、住民に誇りと愛着を育ませ、地域を活性化させ、地域住民や訪れる観光客に魅力を感じさせる地域づくりをすること』 と説かれ、 そのために行う5つのおもてなしとして、

①地域住民のおもてなし

②観光施設の活かし方

③景観と歩きやすいまち

④食の楽しみ

⑤地域の文化(生活・文化・芸術)

だと、 そして、パワーポイントを使いながらたくさんの成功事例を紹介され、非常に理解しやすい、『なるほど』といった講演でした。

ただ、どこかで聞いたような内容だなと思い返したら、先日、書店で目にしてタイトルが気になり購入した『県庁おもてなし課』という小説の内容とかなりリンクしていました。

ちなみにこの本は、映画化もされ今年5月に公開されたのでご存じの方も多いと思いますが、高知県を舞台に、自治体の観光行政の『金太郎飴』的な施策を批判して、地元の観光資源を行政やその地域の住民に再認識させることで、上に記載した5つのおもてなしのような内容を新しく取り入れ、観光客アップにつなげていくというストリーです。

講演や小説からも現在の観光戦略の良いヒントとなりました。 改めて姫路市の観光施策にも取り入れていかなければならないと感じました。

その後、講演会でも紹介された松本市の『縄手通~中町通』の散策と『松本市時計博物館』を視察しましたが、城下町を意識した街並みに整備されているのが印象的でした。

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城下町の風情を残した縄手通

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